妊婦さんが赤ちゃんのために接種するRSウイルスワクチンについて
令和8(2026)年度から、RSウイルス母子免疫ワクチンの定期予防接種が実施されます。
令和8年3月以前の接種は任意接種となり、33,000円(税込)でご予約を受付けております。
お電話または受付にて「RSウイルスワクチン アブリスボ接種希望」とお伝えください。
妊婦さんの体の中で作られた抗体が赤ちゃんに移行するため、ワクチンを接種してから14日以内に生まれた赤ちゃんの場合、抗体の移行が十分でない可能性があること・無痛計画分娩で予定日よりも入院日が早まることなどから、当院では32週~34週頃の接種をお勧めしています。
実施期間 :令和8年(2026年)4月1日~
対象者 :接種日現在で妊娠28週0日~36週6日の方
使用ワクチン:RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ」(ファイザー社製)
接種に必要なもの:
●母子健康手帳
●住所・氏名・生年月日を確認できるもの(マイナンバーカード、運転免許証など)
接種費用 :無料(横浜市在住の方) 横浜市以外にお住まいの方は、お住まいの自治体のHP等でご確認ください。
〇小児に対するRSウイルス感染症の重要性
RSウイルス感染症は生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%が初感染しますが、症状は感冒症状から上気道症状(鼻閉、鼻水、くしゃみ)、下気道症状(咳、呼吸困難、喘鳴)まで様々です。
成人にとっては風邪程度で済むことがほとんどですが、特に6か月未満では重症化しやすく、肺炎、無呼吸、急性脳症なども引き起こします。
その後の気管支喘息との関係性も指摘されています。
日本では、年間12-14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、そのうち3万人が入院を要しています。
〇RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)について
基礎疾患のない乳児をRSウイルスから守るために、妊婦さん向けのRSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)が開発されました。
日本でも承認され、2024年6月から妊娠24-36週の妊婦を対象に接種ができるようになりました。1回0.5mLを筋肉内に接種することで、母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高め、中和抗体が胎盤を通じて母体から胎児に移行して、新生児および乳児のRSウイルス感染症による下気道疾患の発症と重症化を予防します。
児の発育の観点からより出生までの期間の短い28週から36週の接種によりさらに有効性が高くなる可能性が指摘されています。
〇アブリスボの有効性と安全性について
妊婦さんを対象とした臨床試験では、重症のRSウイルス下気道感染の予防効果は生後3か月で約80%、生後6か月で約70%でした。
RSウイルス下気道感染の予防効果は生後3か月、6か月でそれぞれ約57%、約51%でした。
起こる可能性の高い副反応は、注射部位の痛み、頭痛、発熱などです。
横浜市ホームページ RSウイルス母子免疫ワクチンの定期予防接種のご案内↓
https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/yobosesshu/yobosesshu/adult/rsvirus.html

